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SocketM編(2)

・NEC LaVie G タイプC GL18ES/15を無駄にパワーうp、CPU換装



到着時は起動しなかったので、動作確認のために他のマシンへCPUを移植してチェック
しそのままだったLaVie G タイプC GL18ES/15。現在Core2 Duo T5500が搭載され
ていますが、流石に通常電圧版のモバイル向けCore2 Duoの中で最下位モデルと
なるT5500をフラグシップシリーズであるタイプCに積んでおくのもちぐはぐな感じ
がするなー、ということでもう少し上のクロックのCPUに載せ替えたいなぁと思いつつ
オクで相場を見てたわけですが。・・・しかし気がつくと「おめでとうございま(ry」

んで届いたのがコレ、Core2 Duo T7400。SocketMに挿せるCPUの中では最上位の
T7600に次いで速いCPUとなります。クロックが2.16GHzでL2キャッシュが4MB、
高校生時代は河童なモバイルPentiumIIIのL2キャッシュ256KBでキャッキャして
たものですが、モバイル向けCPUで4MBなんて時代が進みすぎてますねぇ(w
ちなみにES版だったりします。ステッピングがちょいと古く発表当初の頃のやつ
みたいですが、まーヒートシンクもそれなりに大きいので大丈夫かなと軽く考えて
ポチりましたよ。オクでもT5500あたりはそれなりに数出ているみたいですが、T7x
以上でSocketMはだいぶ数が減ってきた感じです。早速換装作業ですが、

まず電源を落としてACアダプタとバッテリを外し、液晶を閉じた状態でヒンジカバー
の所にある隙間にへらか何かを突っ込んでてこの原理でツメを外します。次に

液晶を開いてヒンジカバーを手前に引っ張ります。スイッチパネルと繋がってて強く
引っ張りすぎるとフレキが破損するので適度に手加減が必要です。パネルが外れたら
上に跳ね上げつつ

キーボードの固定がフリーになるのでパームレスト側へキーボードを倒します。
すると真ん中に見える放熱板の下がCPUソケット・ヒートシンクとなるので

放熱板を固定しているネジを外します。長さが場所によって違うので覚えておくか
メモっておかないと貫通したりして大変なことになります。ちなみにケースにある
ネジ穴、脆いみたいで強く閉めすぎるとネジ穴が壊れます。上では2カ所ダメになって
ます。そのうち直しておかないと・・・。ネジを外すと放熱板が外せるようになるので

外すとCPUソケット部分がお目見え。ヒートシンクはGPUの所から一緒になってます
ので、ネジ7本を外してヒートシンクを持ち上げればソケットにアクセスできるよう
になります。

あとは他のモバイルCPU向けソケット同様に固定ネジを捻ってCPUのロックを解除して
CPUを交換、逆の手順で組み立てるだけです。富士通のBIBLO NFに比べれば全バラ
にする必要が無く楽ですが、やっぱりLaVie Lスタンダード/ベーシックの裏蓋
開けてヒートシンク外せばすぐソケット、的な簡単さには敵わないですね。

換装作業が済んだら早速火入れの儀、電源ボタンをポチッと。ここでビープ音が鳴って
黒い画面のままだったり、うんともすんとも言わないとまた分解し直さなくなりますが
問題無く起動してNECロゴがフルスクリーン表示されますた。F2でセットアップ。

最初のページでCPUの認識を確認できます。ちゃんとCore2 Duoの2.16GHzとして
認識されてますね。ここの表示とBIOS POST中の表示は異なる部分を参照している
みたいで、次期枕元用マシンであるLL370/HDだとBIOSセットアップではCore2 Duo
を搭載していてもCeleronM表示ですが、BIOS POST中の表示はちゃんとCore2 Duo
になってます。そして今回のタイプCも同様にBIOS POST中は

Intel CPU・・・やっぱりES版ですねー。とりあえず普通に動いているようなので
BIOSセットアップを抜けてOSを起動。初回起動時にPnPでCPUのドライバが入る
ので再起動が必要ですが、一度再起動してしまえば一通りの作業は終わりなのでもう
少しです。再起動が済んだところで早速換装の効果をチェックしてみることにします。

まずはおなじみWindows エクスペリエンス インデックス、以前はVistaで測定
してたのでWindows7とは測定基準が微妙に異なりますが参考程度に

こんな感じに。遅いHDDがボトルネックになっちゃってますが、他はグラフィック
のゲームのとこがちょっと低いくらいでやっぱりノートらしからぬスコア。CPUの
サブスコアが5.x台に乗ったのが大きいです。次にCrystalMark2004R3、以前は

64k点台だったスコアがCPU換装により他の部分も引っ張り上げられたために

一気に73k点台に。換装しようが無いグラフィックが一般的な945GMなどに比べて
だいぶ高速なので残るボトルネックはどう見てもHDDでしょうねー。他のマシンだと
HDDの世代が新しい分大分速くなってますし。CPU換装で測る部分はこれくらいです
が、体感できる差かどうかと言うと確かに起動がちょっと速くなったような気もしない
でもないです。4MB L2故ですかねー。CPU温度については換装前とほぼ同水準でアイ
ドル時も高負荷時も推移しているので特に問題は無さそうです。同じ筐体でT7600
を積んでるマシンもあるのでこれでオーバーヒートするようならおかしいとは思って
ましたけどねー。

そんなところで今回も体感速度の向上よりもベンチスコアの上昇をめざしてCPUを
ふと換装してみましたが、結果は上々でしたねー。これでまた一歩次期メインマシン
へと近づいてきた感じです。流石にフルサイズでクアッドコアなデスクトップマシン
は通常の作業ではオーバースペックですからねぇ。五月蠅いですし。次の改造予定は
SSDへの換装、資金的な問題で先送りですがそれまで目当てのブツが無くなってなけ
ればいいのですが。あとはBD-ROMドライブの搭載、これはスリムドライブはだいたい
価格が安定しているのでそれほど問題は無いかなと。


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